発電所

発電

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送電と受電

発電所

発電所で発生した電力はそれを使用する場所まで送くらねばなりません。

そこでは送電設備を設置して高い圧力にいったん“昇圧”させるもので、ちょうど水と同様な現象で圧力を上げれば遠くへ届き易いことなのです。

高い鉄塔をよくみかけますが、これが非常に高い高圧の送電用の電線の支柱ですが、地域的な条件で地中に埋設の場合もあります。

数百mごとに建てられたこれらの間に張り巡らされた高圧電線によりわれわれの家庭や工場や消費のとくに多い輸送施設などに送電されます。

場合によってはその途中に変電所をとくに設けることがあり、最終的に消費する場所には受電設備が設置されていて直接使用できる電圧まで今度は“降圧”されるのです。

一般家庭用では近所の電柱の上に設置されている変圧器(トランスフォーマー)によって交流の100Vに下げられています。

このように発電所からの電力が使用されるところまでには長い道のりがあるわけで、とうぜん“送電ロス”が生じてしまいます。

最初に高圧にするのは遠くへ送るためでその事により電流は少なくなって使用電線も細くてすむことになります。

このロスはトータル的にみますと60%以上になるもので、つまり発電所内での熱放出をも含めると最終的な有効電力はわずか40%くらいにまで下がっています。

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